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Assay Genie社 脂肪酸酸化アッセイキット
細胞・組織の脂肪酸酸化を測定
Assay Genie社の脂肪酸酸化アッセイキットは、脂肪酸酸化の定量に対する高感度の比色分析法であり、細胞や組織を対象に利用可能です。このアッセイでは、溶解性の高いオクタノイル-CoA基質を利用しており、これにより18C不飽和脂肪酸やオレイン酸などの長鎖の難溶性基質に対する脂肪酸酸化の正確な測定が可能になります。
脂肪酸のベータ酸化について
脂肪酸は、グルコースなどの炭水化物に比して、炭素あたりのATPをより多く供給可能です。
心臓組織などのエネルギー要求の高い組織では、エネルギーの最大50〜70%が脂肪酸のベータ酸化に由来し、ミトコンドリアでFADH2とNADHが同時に生成されて脂肪酸がアセチルCoAに変換されます。
この厳密で好気的な酸化経路は、以下の4つの異なるステップで構成されています。
①アシル-CoAデヒドロゲナーゼによるアシル-CoA脱水素化、②エノイル-CoAヒドラターゼによる水和、③3-ヒドロキシアシル-CoAデヒドロゲナーゼによる脱水素化、β-ケトチオラーゼによるチオール開裂。
ヒトにおけるベータ酸化機構の重要性は、脂肪酸酸化障害(FAOD)として分類される遺伝性疾患グループの存在によって例示されます。これは脂肪酸の輸送と酸化において欠損を有するグループであり、常染色体劣性(潜性)の異常として遺伝し、幅広い臨床症状を示します。
さらに、胎児の発育中のFAOの活性調節は、胎児の生活にとって重要であるだけでなく、成人期の健康と疾患にも影響を及ぼすというエビデンスもあります。したがって、FAO活性の測定は、様々な疾患の病態生理学的および代謝学的基礎研究に対して貴重な洞察を提供します。
キット概要
Assay Genie社の非放射性のFAOアッセイは基質となるオクタノイル-CoAの酸化に基づいています。NADHの生成によりIodonitrotetrazoliumのテトラゾリウム塩がホルマザン色素への還元が生じます。赤色ホルマザンの発光強度は、FAO活性に比例します。 また、アッセイ溶液と基質は、-80ºCで保存する必要があります。
Figure 1: Fatty Acid Oxidation Assay: Tissue lysates were prepared from healthy Hamster hearts and the hearts of the TO2 Hamster model which is associated with heart failure. Lysates were used in the assay and the levels of fatty acid oxidation quantified.
Figure 2: Fatty Acid Oxidation Assay: Octanoyl-CoA is the substrate, not the product of the reaction. Please see the diagram.
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